概要
社名 | 西研グラフィックス株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 並田 正太 |
資本金 | 45,000,000円 |
従業員数 | 120名 |
設立年月 | 1950年07月 |
本社所在地 | 〒842-0031 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町吉田135 |
業種 | 一般機械器具製造業 |
生産拠点(工場) | 本社工場 |
販売拠点建設業許可 | 東京支社/北京事務所 |
資格・認証
- ISO9001,14001
- 経営革新支援法の認定(福岡県)
- 先端設備等導入計画の認定(吉野ヶ里町)
- 経営力向上計画の認定(九州経済産業局)
- 地域未来牽引企業の認定(経済産業省)
- 建設業許可(佐賀県)
沿革
西研グラフィックスのあゆみ
西研の歴史は70年ほど前、現社長の祖父である並田勇が九州の地で新聞輪転機のメンテナンス会社を興そうと決断したことに始まる。
当時、戦火をくぐった輪転機をだましだまし使っていた時代だけに九州へのメンテ工場の進出が渇望されていたからである。戦前、大阪で新聞印刷機メーカーにいた並田勇が関係者の支援を得て九州・福岡に工場を開くことが出来たのもこのような背景からであった。
1950年の会社設立後、しばらくは北部九州の新聞社の輪転機保守が主な業務だったが、会社が軌道に乗るにつれて仕事の幅を広げ徐々に新聞製作の付属機器メーカーとしての地位を築いていった。当時は輪転機に次ぐ花形製品だった鉛の刷版を造る「鉛版鋳造機」のメーカーとして、業界での地位も確立されていった。
とりわけ1968年に当時世界最大の鉛版鋳造機メーカー、米国ウッド社との技術提携は業界を驚かせ、その技術で国産化した「西研ウッド・スーパーマチック」と呼ばれた高性能自動鉛版鋳造機は弊社のベストセラー製品となり経営基盤の確立に大きく寄与した。ただ、鉛版鋳造機メーカーとしてトップに踊り出た好調も長く続かなかった。新聞製作の大革新となったグーテンベルク以来の鉛凸版での印刷から樹脂凸版、金属平版への転換が起こったからである。
屋台骨をゆるがす技術転換を切り抜けるために行ったのは、①経営のスリム化②新製版システム対応機器の商品化③発送システム機器の拡充強化④輪転機の改造、オフセット転換の技術確立・・・といった諸設施策だった。
発送システムは創業期より、新聞搬送キャリヤ、コンベアシステム、トラックゲートシステムなどを手掛けて来た。特にキャリヤは初代の「スプリング型」、二代目の「BSGタイプ」、三代目の「CSGタイプ」と順次発展を続け、現在ではCSGキャリヤもマークⅢまで進化している。この結果日本全国の殆どの新聞社に御採用頂き、“キャリヤ”は西研というまで評価を頂戴している。
輪転機は前述のように保守、修理、改造を中心に弊社の原点になるビジネスで1962年には初の凸版輪転機を開発、製品化し、輪転機の新台生産でビジネスをスタートした。その後、輪転機が凸版輪転機からオフセット輪転機に大転換をしたチャンスをとらえ、オフセット輪転機分野への進出を図った。弊社では先ず、凸版輪転機をオフセット輪転機に改造するオフセットコンバージョン技術を確立し、国内外(ロシア、東南アジア、韓国など)の輪転機をオフセット化する一方、業界のカラー化に対応する為、小型、軽量のサテライト型カラーオフセット機を開発し、高い評価を得た。
その後、軽量小型のオフ輪シリーズもとり揃え、輪転機部門の充実を図って来た。特に2002年には我国で初の4×1輪転機「西研65型オフセット輪転機」を開発、業界に大きな衝撃を与えた。近年、重厚長大な超高速機化が進む中でその逆を目指す“エコプレス4×1型機”を打ち出したのは、他社の真似をせず独自のスタンスで業界に貢献したいという願いがあった。新聞産業の成熟化に伴い、我社は十数年前から新規分野の開拓に力を注いでいる。分野としては、風力発電、潮流発電などのエネルギー分野。ロボットの有効利用を促すシステム・インテグレート産業分野。食品生産関連機器や環境機器等々、今も挑戦は続いている。
当時、戦火をくぐった輪転機をだましだまし使っていた時代だけに九州へのメンテ工場の進出が渇望されていたからである。戦前、大阪で新聞印刷機メーカーにいた並田勇が関係者の支援を得て九州・福岡に工場を開くことが出来たのもこのような背景からであった。
1950年の会社設立後、しばらくは北部九州の新聞社の輪転機保守が主な業務だったが、会社が軌道に乗るにつれて仕事の幅を広げ徐々に新聞製作の付属機器メーカーとしての地位を築いていった。当時は輪転機に次ぐ花形製品だった鉛の刷版を造る「鉛版鋳造機」のメーカーとして、業界での地位も確立されていった。
とりわけ1968年に当時世界最大の鉛版鋳造機メーカー、米国ウッド社との技術提携は業界を驚かせ、その技術で国産化した「西研ウッド・スーパーマチック」と呼ばれた高性能自動鉛版鋳造機は弊社のベストセラー製品となり経営基盤の確立に大きく寄与した。ただ、鉛版鋳造機メーカーとしてトップに踊り出た好調も長く続かなかった。新聞製作の大革新となったグーテンベルク以来の鉛凸版での印刷から樹脂凸版、金属平版への転換が起こったからである。
屋台骨をゆるがす技術転換を切り抜けるために行ったのは、①経営のスリム化②新製版システム対応機器の商品化③発送システム機器の拡充強化④輪転機の改造、オフセット転換の技術確立・・・といった諸設施策だった。
発送システムは創業期より、新聞搬送キャリヤ、コンベアシステム、トラックゲートシステムなどを手掛けて来た。特にキャリヤは初代の「スプリング型」、二代目の「BSGタイプ」、三代目の「CSGタイプ」と順次発展を続け、現在ではCSGキャリヤもマークⅢまで進化している。この結果日本全国の殆どの新聞社に御採用頂き、“キャリヤ”は西研というまで評価を頂戴している。
輪転機は前述のように保守、修理、改造を中心に弊社の原点になるビジネスで1962年には初の凸版輪転機を開発、製品化し、輪転機の新台生産でビジネスをスタートした。その後、輪転機が凸版輪転機からオフセット輪転機に大転換をしたチャンスをとらえ、オフセット輪転機分野への進出を図った。弊社では先ず、凸版輪転機をオフセット輪転機に改造するオフセットコンバージョン技術を確立し、国内外(ロシア、東南アジア、韓国など)の輪転機をオフセット化する一方、業界のカラー化に対応する為、小型、軽量のサテライト型カラーオフセット機を開発し、高い評価を得た。
その後、軽量小型のオフ輪シリーズもとり揃え、輪転機部門の充実を図って来た。特に2002年には我国で初の4×1輪転機「西研65型オフセット輪転機」を開発、業界に大きな衝撃を与えた。近年、重厚長大な超高速機化が進む中でその逆を目指す“エコプレス4×1型機”を打ち出したのは、他社の真似をせず独自のスタンスで業界に貢献したいという願いがあった。新聞産業の成熟化に伴い、我社は十数年前から新規分野の開拓に力を注いでいる。分野としては、風力発電、潮流発電などのエネルギー分野。ロボットの有効利用を促すシステム・インテグレート産業分野。食品生産関連機器や環境機器等々、今も挑戦は続いている。